日本道観総本部スタッフです。
今の季節は、二十四節気七十二候では、
白露の初候『草露白〜くさのつゆしろし』です。
9月8日~9月12日
草花の上に降りた朝露が、白く涼しく見える頃。
夏から秋への変わり目です。「露が降りると晴れ」
という天気の諺はご存知でしょうか?
露は、空気中の水蒸気が冷やされてできるもので、
風と雲がない晴れた夜に、地上の熱が上空に逃げる
「放射冷却」によって発生します。
昼間、太陽熱によって蓄えられた地上の熱は、
夜になると太陽光が届かなくなり、
空に向かってどんどん逃げて行きます。
夜間、雲がある場合は、地上から逃げ出す熱を
ある程度雲が防いでくれますが、
雲がない夜は、熱はそのまま宇宙へと放射され、
地表温度は下がっていきます。
そして、1日のうちで最も気温が下がる明け方になると
大気が冷え込み、露を結ぶというわけです。
夜の間中、雲一つなかった空は高気圧に覆われ、
安定した気圧配置になっていることが多いので、
昼になっても、晴れのままという訳です。
空が高くなって参りました。
今日も楽しい一日をおすごしください。
日本道観総本部 スタッフ